
仕事でPLC(Programable Logic Controller)やらシーケンサやらを使うことになった!けど、そんなの使ったことないよ!という人に向けて、おすすめの本を紹介していきます。
基本的には高校や大学で習わないものなので、誰もが最初は初心者です。安心して勉強していきましょう。
また、PLCやシーケンサで行われる「シーケンス制御」の考え方は、制御機器によらずマイコンプログラミングなどでも役に立つ考え方なので、PLC触らないけど・・という人も一見の価値ありです。
前半は、基礎知識であるシーケンス制御やリレーに関する書籍を集めました。後半は、実際に業務で用いるであろう三菱電機やキーエンス製のPLC機器を題材にした演習本を紹介しています。
では、早速見ていきましょう。
シーケンス制御基礎
1.カラー徹底図解 基本からわかるシーケンス制御
初心者おすすめ度
内容の充実度
特定のPLCの解説はしていませんが、PLC制御の基礎になる、リレーによるシーケンス制御を解説している本です。
回路図やシーケンス図の解説もしており、まずここから始めるのがおすすめです。
2.絵とき シーケンス制御読本―実用編―
初心者おすすめ度
内容の充実度
1973年に初版がは発行され、2018年に第4版が発行されたロングセラー本です。シーケンス制御に関する解説が全ページ絵付きで解説されており、初心者にもおすすめの一冊となります。
3.これだけ! シーケンス制御
初心者おすすめ度
内容の充実度
シーケンス制御について、要点をまとめています。これだけ読んで実務に応用・・とは生きませんが、表面をさらっとなぞりたい方には最適の一冊となります。
4.必携 シーケンス制御プログラム定石集―機構図付き
初心者おすすめ度
内容の充実度
生産現場で実際に使われるテクニックを集めた本です。機構図と読み合わせることで理解を深めることができます。初心者から抜け出したいという段階の方におすすめの一冊です。
ちなみに、続編もでているので合わせておすすめです。
5.マンガでわかるシーケンス制御
初心者おすすめ度
内容の充実度
シーケンス制御について漫画で書かれた本になります。全く何も知りませんという状態から初心者の状態に最も短時間でなれる本かと思います。
6.やさしいリレーとシーケンサ(改訂3版)
初心者おすすめ度
内容の充実度
元工業高校の先生が書いたPLCの基礎であるリレーとシーケンサに関する解説と問題集になります。
電気回路の動作とシーケンサの動作を対比して理解していくために最適の一冊となります。
PLCの演習本
7.知識ゼロから楽しく学べる! PLCプログラミング入門(三菱電機GX Works2)
初心者おすすめ度
内容の充実度
PLCとはというところから始まり、シェアNo1の三菱製の開発環境であるGX-Works2を使った演習がついている非常に実践的な本になります。勤務先の環境が三菱電機のPLCを使っているという場合はまずこの1冊を手に取りましょう。
また、合わせてタッチパネルの設計も必要になる方はこちらの1冊も合わせておすすめです。
8.知識ゼロから楽しく学べる! PLCプログラミング入門(キーエンス KV STUDIO)
初心者おすすめ度
内容の充実度
No1の本の派生です。キーエンス製の開発環境であるKV-STUDIOを使った演習がついています。勤務先の環境がキーエンスのPLCを使っているという場合はまずこの1冊を手に取りましょう。
こちらもキーエンス環境でのタッチパネルの本が出ているので合わせておすすめです。
9.omron ZEN PLCで学ぶシーケンス制御入門
初心者おすすめ度
内容の充実度
通常PLCは10万円以上するものが多く、個人で買うには現実的でないPLCですが、OmronのZENは比較的安価に購入可能です。こちらのZENを用いた演習本となっています。
自宅で手を動かして勉強したいという方におすすめの一冊です。
その他
10.システムを作らせる技術 エンジニアではないあなたへ (日本経済新聞出版)
初心者おすすめ度
内容の充実度
こちらは、自分は作らないけどシステムを構想して依頼する人に向けた本になっています。依頼者側の目線を知ることで、エンジニアとして一歩前進できると思い、今回のラインナップに入れさせていただきました。